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006 【ぺブルビーチの曲者】カリフォルニア・レポート4 (1992年12月24日)

ペブルビーチ・ゴルフ・リンクスでは、ロッジに宿泊した。

到着

私達の部屋は丁度スタートホールに面していて、朝早くからティの賑やかさが伝わってきた。

Pebble Beach Golf Links

私達は、割合遅い時間のスタートだった。

海の見えない1番ホールから3番ホールまでは、それほど印象的ではないが、4番以降に続く海沿いに広がるホールは、それはもう感動的である。

6番のパー5は、テレビ中継等では分かり難いが、セカンドショットの打ち上げは相当な高低差が有る。

7番パー3は、グリーンの後方と右側は、直ぐにブッシュと海に続いている。
ブルーティでも100ヤードちょっとだが、風が吹くと難しいらしい。

8番パー4は使用ティにもよるが、ドライバーで気持ち良く打ってしまうとフェアウェイを突き抜けて、ボールは海に吸い込まれてしまう。
アマチュアは3番ウッドくらいでティーショットする人が多いようだ。

私も3番ウッドで打ってみたが、少し右に押し出してしまい、断崖絶壁越えの長いセカンドショットを残してしまった。

グリーンまでショートカットせずに、陸続きに大きく左側を迂回するルートもあるが、ヤーデージブックを確認すると、ピンまでの直線距離は約180ヤードだった。

『折角のぺブルビーチ、逃げるのはやめよう!』と思い、3番アイアンを手に取った。

前の組がグリーンを終了したのを確認し、ヘッドアップに気をつけながら、一気に振り抜いた。
手には軽いインパクトの感触が残った。
ボールはグリーンに向かい気持ち良く伸びていく。

『届かないか?』と思った直後、グリーン中央にボールはバウンドして止まった。
グリーンを終了して私達を見ていた白人のプレイヤーが、拍手を送ってくれた。

帽子を振って拍手に応えた私は、ガッツポーズを決めてカートに向かった。

勿論、8番ホールはパーを取った。
他のホールは内緒である。

ぺブルビーチには、9番ティと14番ティの間にコース売店がある。

13番ホールを終えた時点で午後1時近かったので、空腹を覚えた私はサンドウィッチとオレンジジュースを購入した。

売り子のお姉様が、「カモメにサンドウィッチを食べられないようにねー」と見送ってくれた。

親切なオネーサン

私は、『これがアメリカン・ジョークってやつかねぇ?』と思いつつ、「アリガトヨー」と礼を述べ、14番ティに向かった。

14番ホール、右ドッグレッグのパー5。
サンドウィッチは、二切れが一つのラップに包まれていた。
私は一つをティ横で頬張った。
残り一つはラップに包み直して、カートのダッシュボードの収納スペースにしまい込んだ。

いつも通りのオーバースウィングのティショット。
期せずして、私の打ったボールはコースなりの美しいフェードボールとなった。
かなり飛んでいた。         

カート道はホール左端を通っていた。
私のボールは、右クロスバンカー近くのフェアウェイ右サイドに有った。

カートでボールのほぼ真横まで進み、私は3番アイアンを握り締め、ボールの方向に歩き始めた。

カートから15mほど離れた時、嫌な気配を感じ振り返ると、私のカートに2羽のカモメが舞い降りていた。
私は、『まさか、サンドウィッチを引っ張り出してまでは食わないだろう。』と、高を括っていた。

2打目を打ち終え、カートの方に向き直ると、カート近くにMAさんが立っていた。
どうやら、カモメを追っ払ってくれたらしい。

カートの近くまで戻ると、カート道近くのラフに皺クチャのラップが微風に舞っていた。
悪い予感がした。

MAさんが駆けつけてくれた時には、時すでに遅く、ターキーのサンドウィッチはカモメの餌食となっていた。

奴等、共食いしやがったのである!
 
教訓:“ペブルビーチ 海とカモメに 気をつけて”

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